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2021/10/08

頭痛シリーズその②

2.緊張型頭痛の場合
【原因】
 緊張型とは読んで字のごとく、高いストレスによって身体が緊張して筋肉がこわばり首や頭を締め付けるような頭痛です。
もっとも一般的に多くの方が悩んでいる頭痛でもあります。

長い時間のパソコン作業、スマホ、ゲームの使用や車の運転など、不自然な姿勢を長時間続けることが要因。前かがみ・うつむき姿勢、高さの合わない枕の使用などがきっかけで発症することも多い。体の冷えなどによる身体的ストレスも原因となる可能性があります。加えて、不安、緊張、仕事のプレッシャーなどの精神的ストレスも神経や筋肉の緊張を高め、頭痛につながるケースもあります。頭痛のメカニズムは完全には判明されていませんが、交感神経の過剰、筋肉の緊張による血管の圧迫、血液循環の不良などによって起きると考えられています。

症状として、個人差はありますが頭を締め付けられるような痛みや合わせ肩や首のコリ、酷くなってくるとめまいや吐き気がしてくる場合もあります。

酷くなると吐き気がしてくる原因は首と肩の筋肉(首の前側にある胸鎖乳突筋と肩甲骨周りにある僧帽筋という筋肉)が関係していると思われます。
これらの筋肉には直接頭につながる神経があって筋肉がこわばってくると神経を刺激して吐き気につながっているのではないかと思います。
ちなみにこの2つの筋肉は自律神経に関わっているので精神的ストレスで硬くなったりします。

たまに、ものすごく身体が硬い方でほぐそうとしても全然ほぐれない方がいたりしますが、お話を聞くと前日まで仕事の激務で睡眠も全然取れずヘトヘトに疲れている場合があります。この場合頑張って筋肉をほぐすよりしっかりと睡眠をとってからマッサージを受けた方がはやくほぐれるようになったりします。
なぜかというと、自律神経が乱れていて神経が極度に興奮していて筋肉が緊張しっぱなしになっているからです。
しっかり睡眠時間をとるだけでも筋肉がほぐれる可能性は十分にあります。

そして、緊張型頭痛があると片頭痛に発展する可能性も出てきます。
第一回でお話ししたように、緊張による血行不慮→急に身体がゆるんで血液が頭に一気に流れる→片頭痛になるという流れから、元々身体がこわばっていて血行不良の方は潜在的に片頭痛にもなりやすいということになります。

ざっくり要因をまとめていきます
要因①➡身体的、精神的ストレスによる緊張
姿勢不良、過度に眼の酷使などなど身体に負担がかかりすぎによる緊張
仕事のストレス、心配事、気疲れなんかの精神的ストレスによる緊張

要因②➡姿勢不良&血行不良、運動不足、筋力不足など筋力&筋量の問題
姿勢が悪くなると首や肩だけでなく全身色んな所に負担がかかってしまいますが、その根本的な問題は正しい姿勢を保つための筋力が低下しているということです。

必要なだけ筋力をつけると、姿勢もよくなりますし、血液循環もよくなり自然とコリの解消、冷えやむくみもなくなっていきます。

要員③➡食べているもの
不摂生は万病のもと!
タバコやアルコールはもちろん、食品添加物の摂りすぎは身体が硬くなる要因です。

もし機会があれば試してみてほしい実験です。
~やり方~
①.食品添加物が入った物、カップ麺やコンビニの総菜パンを買ってきます。
②.食べる前に前屈をします。その位置を覚えておいてください
③.飼ってきたものを食べて5~10分程待ちます
④.もう一度前屈してみてください。

多くの方が最初よりも身体が硬くなっている場合が多いです。
これは食品添加物を摂ることで血管が収縮して筋肉が硬くなっているからなんですね。

【予防方法】

予防①
まずは運動が一番!
運動と言ってもまとまった時間が取りずらいというのも事実です。
なので、ポイントを絞ってお話しすると
1.肩甲骨を動かす➡前後左右、動かす時の意識として腕ではなく肩甲骨を動かすぞ!っていう意識で動かしていきます
2.肩を動かす➡気を付けの姿勢から前後にバンザイ\(^o^)/、左右にバンザイ
3.両腕ナナメ45°にバンザイから思いっきり胸を開いて両手をグーパーグーパー30秒間

運動するときに一番大切なことは正しい姿勢や位置で行うことです。
間違った姿勢や体勢からずっと続けていると逆効果の場合もあるので本格的に運動したい!という方はまずご相談ください!笑

予防②
セルフメンテナンス、ストレッチやほぐすこと
想像して頂きたいのですが普段どんな姿勢で生活していることが多いですか?
デスクワークでパソコン作業&座りっぱなし。レジ作業で立ちっぱなし。
状況は様々ですが、確実に言えることは普段の姿勢と逆の動きをすることが一番のストレッチになります。

デスクワークなら前かがみで肩が内側に入っている→両手をバンザイして胸を大きく開く。などなど

予防③
リラックスすること&身体を冷やさないこと
身体が緊張しっぱなしになることで身体はだんだんとこわばって血流が悪くなり首肩こり➡頭痛となっていきます。
パソコンやスマホは今や必須で中々やめることはできないですが、少しでも外を眺めりする。寝る前は好きな音楽やお風呂などにはいってリラックスすることも大切です。

そして、身体の中で常に冷やしてはいけない部分があります。(熱中症の時は別です)
身体の『3首』です。
1.手首
2.足首
3.首

この3つの首が冷えると体全体が冷えやすくなるため夏場でもエアコンの効いた部屋で作業して冷えてしまう原因になっています。

的確に場所を知っていれば普段の服装や気を付ける場所も見えてきます。

頭痛シリーズその②
頭痛シリーズその②